【楽天市場】食品ECにおける成功事例6選と抑えるべきポイントを解説!

食品ECの成功パターンを勉強して、自社の事業に活かしたい

食品ECを始めたいが成功するか心配。他の会社の成功事例を参考にしたい

小規模な店舗であっても、ECサイトを開設することで成功を収めた例は多くあります。EC運営で成功するコツは、他の会社の成功事例をいくつも勉強し、「自社の事業に活かせることはないか」を考えてみることです。

本記事では食品ECの成功事例を6つ紹介します。何度も賞を受賞した有名店から、実態をもたない小規模店舗まで、数多くの事例をまとめたので参考にしてください。

食品ECとは?

食品ECとはインターネット上で食品を販売する電子商取引、いわゆるネットショップであるというのは多くの方がご存じかと思います。

しかし、食品ECといっても、さまざまな形態がありますまず、自分でECサイトを作るパターンです。自社ECを作る際は1から開発するのではなく、ShopifyやBASE、STORESといった、ECサイトを簡単に構築できるプラットフォームを活用することも多いです。

また、楽天市場やAmazonなどのECモールに出店するパターンもあります。こちらはショッピングモールの中で自分のお店を開くイメージです。自分でサイトを作らずとも、手軽にECモールの中で食品を販売できます。

加えて、食品の売り方に関しても事業によって異なります。食品を単発で売っている場合もあれば、登録したユーザーに定期配送している場合もあります。

このように、食品ECといってもその形態はさまざまです。そこで当記事では、自社ECや楽天市場など、多様な事業の成功パターンを紹介します。

食品ECの成功事例6選

当記事で紹介する食品ECの事例は次の6つです。

  • 麺屋武蔵
  • 小豆沢珈琲焙煎所
  • ナッツとドライフルーツ専門店 小島屋
  • 越前かに職人 甲羅組
  • 骨取り魚の飯田商店
  • 樽の味

各サービスの特徴やどのように成功しているかなどについて解説します。

麺屋武蔵

麺屋武蔵

麺屋武蔵は店舗ごとに異なる味が楽しめるラーメンチェーン店です。ECサイトではつけ麺のセットやチャーシュー・角煮セットなどを販売しています。

麺屋武蔵は、コロナ禍をきっかけにオンライン販売を開始しました。最初は、オンライン販売をアナログでやっていたのですが、注文を取る作業などが大変ということで、BASEを使ってECサイトを作成しました。たった30分でサイトを作れてしまったようです。

2020年の5月、店舗の売上がない時期に、ECサイトで300〜400万円も売り上げました。ECサイトの存在がコロナ禍の飲食店の危機を救った事例と言ってよいでしょう。

BASEなどのECプラットフォームは、初心者でも簡単にECサイトを作れるのが特徴です。また、サービスによっては初期費用・月額料金が0円で、売上が発生するまでは手数料がかからない仕組みになっており、より手軽に始めることができます。

参考:売上激減期の麺屋武蔵を支えたのは、30分で作ったネットショップだった

小豆沢珈琲焙煎所

小豆沢珈琲焙煎所

小豆沢珈琲焙煎所は、東京の板橋区小豆沢にあるコーヒー豆専門店です。ECサイトも運営しており、さまざまな産地のコーヒー豆を販売しています。

開業時からECサイトの運営を検討しており、ECプラットフォームのSTORESを活用して開設しました。

結果、開業してすぐに、まったく知らないお客さんからECサイトで注文が入りました。

小豆沢珈琲焙煎所は、コーヒー豆の産地に合わせて焙煎時間を調整するなどこだわっており、リピーターが多いのが特徴です。また、ECサイトでは味わいや香りがイメージできるように、コーヒー豆の特徴を詳細に記載しています。

参考:小豆沢珈琲焙煎所 | STORES

ナッツとドライフルーツ専門店 小島屋

ナッツ・ドライフルーツの通販サイト小島屋

小島屋は60年以上、実店舗でナッツやドライフルーツを販売している専門店です。自社ECで販売しているほか、楽天市場とAmazonにも出店しています。

小島屋は上野のアメ横に店舗があるのですが、アメ横自体の集客数が減ったことで売上が減少してしまい、EC販売を開始しました。最初は楽天市場に出店しました。

EC販売を行ううちに、伝えるべき情報を入れることの重要性を知り、「1袋に何グラム入っているのか」などがひと目で分かるように改良していきました。

また、現在の商品ページを見ると、どういった塩が使われているかということまで細かく書かれていて、ユーザーが味をイメージしやすいようになっています。

小島屋は2026年7月12日現在、楽天市場の平均評価が4.67と非常に高いです。

参考:「良いお客様に来てほしい」。個性的なお店づくりで“小島屋らしさ”を

越前かに職人 甲羅組

越前かに職人 甲羅組

越前かに職人 甲羅組は、蟹や鯖、鰻などの海産物を販売するECサイトです。自社ECもありますし、楽天市場でも多くの成果を出しています。

楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2024で「総合グランプリ」を受賞、さらに海産物ジャンルでも⼤賞を受賞するという快挙を成し遂げています。

5名の創業メンバーと共に、8畳ワンルームのアパートで会社を立ち上げたそうです。小規模な会社が食品ECで大きく成功したことに勇気づけられる方も多いのではないでしょうか?

楽天市場のページを見ると、とにかく海産物の写真が魅力的です。商品の実際の大きさがイメージできる写真もあります。たとえば、実際に蟹の身を手に持ち、手と比較してここまで大きいということをアピールしているものも。

また、海産物の解凍方法や、包丁で切る作業が不要であることなども記載されていて、ユーザーの購入ハードルを下げることにつながっています。

参考:【楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024】 総合グランプリ獲得

骨取り魚の飯田商店

骨取り魚の飯田商店

飯田商店は、骨をあらかじめ取っている鮭や鯖などの魚を販売しているECサイトです。楽天市場の年間ランキングで、「骨取りさば」が2年連続で総合1位を獲得しています。日用品がランキング上位に多いなか、食品が1位を獲得したのは異例の快挙と言えます。

飯田商店は25年前から骨取り魚の開発に取り組んできました。「子どもに魚を食べさせにくい」「調理のときに骨を取る作業が面倒」という消費者の声に応え、商品化しました。

楽天市場のページでも、骨がないことのメリットを強調しています。子どもや高齢者でも食べやすいことや、残すところがないので生ゴミが出ないことなどをアピールしています。さらに、解凍方法や具体的な調理例も紹介し、購入ハードルを下げるようにしています。

参考:「骨取り魚」のパイオニアが語る”魚食離れ”時代に求められる価値

樽の味

樽の味

樽の味は、梅干しやキムチなどの漬物や発酵食品、ぬか床などを販売しています。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2025を受賞しており、食品ECとして成功を収めています。2026年7月13日現在の楽天市場での平均評価は4.84とかなり高いです。

楽天市場の「樽の味 これまで」というページでは、樽の味のヒストリーが細かく書かれています。最初に塩の分量で試行錯誤を重ねたこと、天日干しに代わる効率的な方法を試したこと、海外産の大根を試したことなど、「どのように成功したか」ではなく「何を失敗したのか」を正直に書いているのが印象的です。

こういったページを設けることで、こだわりを持って商品を作ってきたことが伝わります。

店舗ページでは無添加・国産・発酵にこだわっていることを強調しています。「スーパーの漬物は添加物が気になる」というユーザーのニーズを意識した訴求だと考えられます。

参考:樽の味 これまで

成功事例から分かる食品ECを成功させるポイント

ここまで食品ECの成功事例を6つ紹介しました。

これらの事例から分かる「食品ECを成功させるポイント」を3つまとめます。

  • 他社にはない独自の戦略を立てる
  • ユーザーが知りたい情報を伝える
  • 商品のストーリーやこだわりも伝える

ひとつひとつのポイントについて詳しく見ていきましょう。

他社にはない独自の戦略を立てる

まず大切なのが他社にはない独自の戦略を立てることです。

独自の戦略を立て、競合他社にはない魅力や付加価値を提供できないと、価格競争に巻き込まれてしまい、特に小規模なEC事業者は成功するのが難しくなってしまいます。

たとえば、飯田商店の楽天市場の商品ページでは、骨取り魚の魅力やメリットについて、とても深く書かれています。

このように、競合他社との差別化につながる価値を提供してそれを広めれば、「このECサイトでこの食品を購入する理由」を作り出すことができます。

ユーザーが知りたい情報を伝える

ECサイトには、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく記載することが大切です。

知りたい情報がないと、ユーザーは失敗するリスクを冒してまでその商品を購入しようとは思いません。また、購入後に想定と異なる点があると、リピートしてもらえなくなったり、低い評価をつけられてしまったりする場合もあります。

たとえば、コーヒー豆を販売する小豆沢珈琲焙煎所のサイトには、コーヒー豆の味わいや香りをイメージしやすいように特徴が細かく記載されています。

単に情報を盛りだくさんにするのではなく、ユーザー目線に立って、有益な情報のみに絞って掲載することが大切です。

商品のストーリーやこだわりも伝える

商品のストーリーやこだわりも伝えるのは、食品ECを運営するうえで特に重要です。

ストーリーやこだわりが伝われば、それに共感したユーザーがSNSなどで広めてくれて、ECサイトを開設したばかりでも認知度を高めることができます。

たとえば、樽の味は楽天市場のページ内で「これまでの試行錯誤の内容」を非常に細かく記載しており、商品のストーリーやこだわりがよく伝わってきます。

「自分たちはこの商品をなぜ売りたいのか」「商品を売ることで社会をどう変えたいのか」など、熱い思いを打ち出すことが大切です。

まとめ

今回紹介した食品ECの成功事例を参考に、ぜひ運営を始めてみてください。

ECサイトは実店舗とは異なり、コストを多くかけずに何度も改装することが可能です。初期費用が少ないECプラットフォームもあるので、ひとまず始めてみて、そこから試行錯誤を繰り返し少しずつ理想のサイトに近づけていくことが大切です。

食品ECを成功させるポイントとしては、他社との差別化を意識すること、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく掲載することが挙げられます。

また、商品のストーリーやこだわりも掲載し、商品に対する熱量をアピールすることが大切です。熱量が伝わればユーザーの応援が集まり、次第に人気が出てくる可能性があります。

GOATでは、そんな食品に対する熱い想いやまだご自身でも気づいていない商品の魅力を商品ページに反映させていくつもの店舗さんの売上を確立させてきました。

「自分の商品はどうせみんな買ってくれない」「本当にこの商品売れるの?」

そう思っている店舗さんは、是非一度弊社へご相談ください。商品の魅力について話し合い、どのような販売がベストなのか是非一度提案させてください。