「食品ECコンサルのおすすめが知りたい。どの会社に頼むべきか分からない」
「今のコンサル会社の支援内容がよくない気がする。他の食品ECコンサルを探したい」
コンサル会社に関する情報はネット上に多くあるものの、食品EC特化型に絞った情報は少なく、食品ECを運営する方はコンサル選びに苦戦する場合も多いかと思います。
本記事では、優れた実績を持つ珠玉の食品ECコンサル会社を3社紹介します。また、コンサル会社の選び方や注意点についても整理しました。
食品ECに特化したコンサル会社をお探しの方はぜひ参考にしてください。
- 食品ECの支援実績だけでなく、自社と近い商品・課題での実績を確認する
- 「対応できる業務」ではなく、その会社が本当に得意とする分野で比較する
- 売上アップだけでなく、商品開発や業務改善まで支援できるかを確認する
- 会社全体の実績だけでなく、実際に担当するコンサルタント個人の実績も確認する
本記事では、食品ECへの対応力、公開されている支援実績、対応可能な業務範囲、食品事業者との相性をもとに3社を選定しています。
ランキング上位の食品ECコンサル会社3選
食品ECに特化したコンサルの中でも優れた実績を持つ会社を3社解説します。
コンサル会社の特徴や具体的にどういった実績があるのかまとめた表がこちらです。
| 会社名 | 主な特徴 | 実績モール例 | サイト公開実績数(2026年7月16日時点) | 代表実績 |
|---|---|---|---|---|
| GOAT | ・担当者全員が食品EC出身、手厚いフォローが可能・新商品の開発による販売数増加 | ・楽天市場・Amazon・Yahoo!・Shopify・YouTube | 13件 | 検索経由売上1,000万円を記録 |
| ワンプルーフ | ・コンサルから制作、運営代行、受注処理、物流まで一貫して対応 | 楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・自社EC | EC事業者支援実績 2,000社以上 | お客様制作事例 |
| リライズコンサルティング | ・企業の強みを活かした戦略立案・販路拡大(攻め)と生産性アップ(守り)のノウハウ | ・楽天市場・Amazon・Yahoo!・LINEギフト | 14件 | 通販の売上が1億5,000万円規模に成長 |
各会社の具体的なおすすめポイントについて詳しく解説していきます。
株式会社GOAT

株式会社GOATは「日本一親切なネットショップ支援会社」を謳っており、ひとつひとつのECサイトに寄り添った独自の対応ができるのが強みです。サポート開始半年後の売上上昇率が15%以上といった実績を持ちます。
1人の担当者の担当店舗数が少なく(最大4店舗まで)、丁寧で親切なフォローが可能です。
コンサル会社によくあるのが、担当者の対応がテンプレチックであることです。過去の成功パターンに則って対応しているだけで、想定外の事態に柔軟に対応できないことがあります。
GOATは担当者全員が食品EC出身であり、現場のリアルな状況を把握しているため、店舗の現状や課題に合わせた独自のEC戦略を提案可能です。
たとえば、過去には「人形を販売する事業」の支援を行ったことがあります。特定時期のイベントで売上が増加する人形のはずが、楽天市場ではあまり売れていませんでした。
LPの改善やプレゼント設計、ページデザインの変更などを行い、楽天市場でのSEO対策を徹底的に実施したところ、イベント月の検索経由での売上が1,000万円に上がりました。
特殊なジャンルで楽天市場内での検索対策を行う。イベント月には検索経由売上1,000万円を記録
このように、特殊なジャンルでも事業内容に即した対策ができるのがGOATの強みです。
株式会社ワンプルーフ

株式会社ワンプルーフは、ECコンサルティングから運営代行、商品ページ制作、広告運用、受注処理、物流まで、EC事業を幅広く支援している会社です。
2008年の創業以来、2,000社以上のEC事業者を支援しており、特に楽天市場、Yahoo!ショッピング、AmazonなどのECモール運営を得意としています。
特徴は、販売戦略や販促企画を提案するだけでなく、商品ページやバナーの制作、広告設定、メルマガ配信、商品登録などの実務まで一貫して依頼できる点です。
コンサルティングを受けても、自社に施策を実行する人材や時間がなければ、改善が進まないことがあります。ワンプルーフは、社内のEC運営リソースが不足している企業にも適しています。
食品ECでは、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯、賞味期限、ロット、セット組みなどの物流管理にも対応しています。
また、ギフトラッピング、メッセージカード、熨斗などにも対応しているため、食品ギフトを販売する企業にも向いています。
リライズコンサルティング株式会社

リライズコンサルティング株式会社は、企業の強みを活かした事業作りに力を入れているのが特徴のコンサル会社です。食品業界に特化しつつも、500社以上の実績を持ちます。
自社サイトや楽天市場など販路を拡大していくための「攻め」のノウハウと、課題分析やアウトソーシング先の選定などで生産性アップや業務効率化を図るための「守り」のノウハウの2つを持っていることを強みとしています。
ひとつの事例として高級馬肉を販売する「千興ファーム」は通販の売上が伸び悩んでいましたが、リライズコンサルティング現代表のコンサル支援を受けてギフト商品の強化や商品ラインナップの見直しなどを行ったところ、通販の売上が1億5,000万円規模に成長しました。
このような、企業や商品の強みを活かしつつ戦略の見直しを行い、売上を大きく伸ばした実績を持つのが強みです。
食品ECコンサルの選び方

ここまで、食品ECに特化したコンサル会社を紹介してきました。各会社の特徴について理解したところで、食品ECコンサルはどういった基準で選べばよいかを見ていきましょう。
コンサル会社を選ぶ際は次の3点に着目することが大切です。
- 現状の課題を解決できるノウハウを持っているか
- 自社の事業と似た実績を持っているか
- コンサル会社独自の強みを持っているか
ひとつひとつの着目ポイントについて詳しく解説します。
現状の課題を解決できるノウハウを持っているか

まず確認したいのは、自社が抱えている課題を正しく特定し、その課題を解決できるノウハウを持っているかです。
「売上が伸びない」という悩みがあったとしても、原因は企業や店舗によって異なります。
たとえば、月商が300万円で広告費を月50万円使っている店舗の場合、単純にアクセス数が不足しているとは限りません。
広告からのアクセスは十分に集まっていても、商品ページの購入率が低いことが原因かもしれません。新規購入者は獲得できているものの、リピート購入が少なく、広告費をかけ続けなければ売上を維持できない状態になっている可能性もあります。
一方で、注文は入っていても、受注処理や梱包、発送に担当者の時間が取られ、新商品の企画や販売促進に手が回っていないケースもあります。
また、食品ECでは次のような問題が売上停滞の原因になることもあります。
- 広告費をかけているものの、利益がほとんど残っていない
- アクセスはあるものの、商品ページから購入につながっていない
- 初回購入はあるものの、リピート率が低い
- ギフト需要があるのに、包装やセット商品の設計ができていない
- 売れ筋商品はあるものの、在庫切れや配送体制が原因で販売機会を逃している
- 日々の出荷作業に追われ、商品改善や販促に時間を使えていない
このように、「売上が伸びない」という同じ悩みでも、解決すべき課題は異なります。
そのため、売上やアクセス数、購入率、広告費、利益率、リピート率などの数字を確認するだけでなく、担当者へのヒアリングも行い、現場で何が起きているかを把握することが重要です。
数字だけを見て「広告を増やしましょう」「商品ページを改善しましょう」と提案するのではなく、店舗の運営体制や商品特性、配送状況まで確認したうえで、本当に優先すべき課題を整理してくれるコンサル会社を選びましょう。
相談時には、現状の数字や運営体制を伝えたうえで、次のような質問をしてみるのもおすすめです。
「現状の最優先課題は何だと考えますか」
「なぜその課題を優先するのでしょうか」
「どの数字を、どのような施策で改善する予定ですか」
質問に対して、具体的な根拠や優先順位を説明してくれるかどうかを確認することで、その会社の課題分析力を判断しやすくなります。
自社の事業と似た実績を持っているか

食品ECと一口に言っても、冷凍食品、常温食品、生鮮食品、健康食品、スイーツ、酒類、ギフト商品など、商品の特性はさまざまです。
商品の価格帯や賞味期限、配送方法、購入目的によっても、必要な販売戦略は変わります。
たとえば、日常的に購入される低単価の商品と、母の日やお歳暮に購入される高単価のギフト商品では、商品ページで訴求すべき内容も、広告を出す時期も異なります。
冷凍商品であれば、送料やまとめ買いの設計が購入率に大きく影響することがあります。賞味期限が短い商品であれば、販売促進だけでなく、在庫管理や製造体制まで考慮する必要があります。
そのため、単に「食品ECを支援した経験があるか」だけで判断するのではなく、次のような点まで確認しましょう。
- 自社と近い食品ジャンルを支援した経験があるか
- 同じECモールや販売チャネルでの実績があるか
- 自社と近い価格帯や顧客層の商品を扱ったことがあるか
- ギフト、定期購入、まとめ買いなど、同じ販売方法の経験があるか
- 自社と似た課題を、どのような方法で解決したか
完全に同じ商品を支援した実績がある必要はありません。
重要なのは、自社の商品や販売方法と共通する条件を理解し、過去の経験を今回の事業にどのように応用できるかを説明してもらうことです。
実績を確認する際は、売上が伸びたという結果だけでなく、支援前にどのような課題があり、何を変更したことで成果につながったのかまで確認しましょう。
コンサル会社独自の強みを持っているか

食品ECコンサル会社を比較する際は、対応できる業務の多さだけでなく、その会社が特に力を入れている分野を確認しましょう。
ECコンサル会社のWebサイトには、「広告運用」「商品ページ制作」「データ分析」「商品開発」など、幅広い対応業務が掲載されています。
しかし、「対応できること」と「得意としていること」は同じではありません。
商品開発に対応できると書かれていても、実際にはデータを確認して簡単な提案をするだけの場合もあります。反対に、商品を実際に使用・試食し、顧客目線で細かく改善点を考える会社もあります。
特に食品ECでは、売上データやアクセス解析だけでは分からないことがあります。
商品の味はもちろん、香りや食感、量、調理のしやすさ、パッケージの印象などは、実際に商品を手に取らなければ正確に評価できません。
株式会社GOATでは、食品ECを支援する際、可能な限り実際の商品を取り寄せて試食します。
食品を販売しているにもかかわらず、商品を食べずに、数字や商品ページだけを見て支援を進めるEC支援会社も少なくありません。
しかし、GOATでは味を確認せずに食品の販売戦略を考えることはできないと考えています。
実際に商品を食べ、味や食感、量、価格とのバランスを確認したうえで、「どのような人に向いている商品なのか」「どの特徴を商品ページで伝えるべきか」「どこを改善するとリピートにつながるか」を検討します。
また、評価するのは味だけではありません。
商品が届いたときの箱の状態、箱を開けるときの印象、商品の並び方、同梱物、説明書、包装の丁寧さなど、購入者が商品を受け取ってから食べるまでの体験も確認します。
たとえば、味がよい商品でも、箱を開けたときに商品が崩れていたり、調理方法が分かりにくかったりすれば、顧客満足度やリピート率に影響する可能性があります。
ギフト商品であれば、購入者本人ではなく、贈られた方が最初に商品を開けることもあります。そのため、梱包や包装、メッセージカードを含めた開封体験も、商品の価値の一部として考えなければなりません。
GOATでは、味、見た目、梱包、開封体験、食べ方まで含めて商品を評価し、データと実際のユーザー体験の両面から改善策を考えます。
過去には、楽天市場でスイーツ商品が売れずに悩んでいた店舗に対し、顧客アンケートや座談会を行い、ターゲット層が商品に求めている要素を分析しました。
その結果をもとに商品企画を見直したところ、リピーター数が7倍、売上個数が1年間で3倍に増加しました。
コンサル会社を選ぶ際は、業務一覧を見るだけでなく、「その会社は商品をどこまで理解しようとしてくれるのか」「顧客と同じ目線で商品を体験してくれるのか」まで確認しましょう。
楽天市場スイーツ店舗にて、抜本的なユーザー層の再解釈&商品企画を実施。売上個数を大幅に増加
注意点:コンサル会社の実績だけでなく個人の実績も確認したい

コンサル会社を選ぶ際は、会社全体の支援実績だけでなく、実際に自社を担当するコンサルタント個人の経験や実績も確認しましょう。
会社のWebサイトに掲載されている実績が、そのまま担当者の実力を表しているとは限りません。
たとえば、「食品ECの売上を1億円まで伸ばした実績がある」と紹介されていても、実際に担当するコンサルタントがその案件に関わっていたとは限りません。
プロジェクトに参加していたとしても、戦略を立案したのか、広告運用の一部を担当したのか、資料作成を補助しただけなのかによって、経験の内容は大きく異なります。
また、実績を作った中心メンバーがすでに退職しており、現在の担当者には同様の経験がない場合も考えられます。
契約前には、担当予定者に対して次のような点を質問してみましょう。
- これまでにどのような食品ECを担当したか
- どのECモールや販売チャネルを経験しているか
- 案件の中で、本人がどの業務を担当したか
- どの数字を、どの程度改善した経験があるか
- どのような課題を、どのような施策で解決したか
- 自社と似た商品や販売方法を支援した経験があるか
- 契約後も、商談時の担当者が継続して支援するのか
単に「売上を伸ばした経験があります」という回答だけでなく、支援前の状況、実施した施策、本人の役割、成果が出るまでの期間を具体的に説明できるか確認することが大切です。
また、食品ECでは、数字を分析する能力だけでなく、商品そのものを理解しようとする姿勢も重要です。
実際に商品を試食するのか、梱包や開封体験まで確認するのか、顧客の声をどのように集めるのかについても質問してみましょう。
会社の知名度や実績だけで契約するのではなく、最終的には「誰が、どのような方法で自社を支援するのか」を確認したうえで判断することをおすすめします。
まとめ
- 売上や広告費などの数字と、担当者へのヒアリングの両面から課題を特定してくれる会社を選ぶ
- 自社と近い食品ジャンルや販売方法で、課題を解決した実績があるか確認する
- 対応可能な業務の多さではなく、その会社が本当に得意とする分野で比較する
- 会社全体の実績だけでなく、実際に支援を担当するコンサルタント個人の実績も確認する
- 食品を扱う以上、味や梱包、開封時の体験まで確認してくれるかも重要
この記事を作成するにあたり、改めて食品ECの支援で重要なことを考えました。
売上やアクセス数、広告費などの数字を分析することは重要です。しかし、食品の場合は、数字だけでは商品の魅力や問題点を十分に把握できません。
GOATでは、可能な限り実際の商品を取り寄せ、試食まで行います。味や香り、食感、量、価格とのバランスを確認し、「どのような人に向いている商品か」「どの魅力を伝えるべきか」を考えます。
また、確認するのは味だけではありません。商品が届いたときの箱の状態や、開封した瞬間の印象、商品の並び方、パッケージ、同梱物、調理方法の分かりやすさまで含めて評価します。
食品ECでは、注文してから商品を食べるまでのすべてがユーザー体験です。GOATでは、データと実際のユーザー体験の両面から商品を確認し、改善策を考えることを大切にしています。
食品ECコンサルを選ぶ際は、実績や対応業務だけでなく、その会社が商品そのものをどこまで理解しようとしてくれるかも確認してみてください。
ネットショップについて、より詳しく知ってみませんか?
ECのロジックを知れば、「出来るかも」が増えます。
「出来るかも」が実現したら、楽しくなります。
楽しくなると、より店舗運営が「楽」になります。

