「スイーツジャンル商品の売上を伸ばしたい」
「スイーツジャンルに参入しようとしている。ロードマップを知りたい」
この記事では、現役EC支援会社代表である吉永が、ネットショップでスイーツの売上を伸ばすための具体的な方法を解説します。
ネットショップでスイーツの売上を伸ばした成功事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- 商品ページ・配送&梱包対策・SNS活用・モール戦略・リピーター施策の5つの対策が必要
- 特に商品ページと配送&梱包対策は今すぐやるべき
- SNS映えや楽天スーパーセールを活用して、ネットショップのスイーツ売上を伸ばすことが可能
ネットショップでスイーツの売上を伸ばすなら5つの対策が必要

ネットショップでスイーツの売上を伸ばしたい方は、5つの対策を意識してショップを展開しましょう。
スイーツは差別化が難しく、賞味期限が短いため、ECで成功する難易度が高いです。
他のショップとの差別化を意識しながら、スピード感を持って5つの対策を進めましょう。
対策1:魅力的なスイーツ商品ページの作り方

まずは魅力的なスイーツ商品ページ作りを意識しましょう。
スイーツ商品の売り上げを伸ばすためには、3つのポイントを考慮した商品ページ作りが重要です。
魅力的なスイーツ商品ページ作りのポイント
楽天市場で魅力的なスイーツ商品ページを作成している「葡萄園」や「なつめいろ」を参考に、1つずつみていきます。
高品質な写真を用意する

魅力的なスイーツ商品ページには、高品質な写真が欠かせません。
高品質な写真を用意する際には、照り感・シズル感の2つを意識した写真撮影が必要です。照り感は商品の表面の艶や輝きで、シズル感は購入意欲を高めるために五感に訴えかける印象です。

画像引用:手作りケーキの店 葡萄園
たとえば葡萄園のショップページを開くと、トップバナーにフルーツタルトの写真が掲載されています。
外の光が綺麗に差し込んでいて、照り感のある品質の高いフルーツタルトに見えます。

画像引用:棗専門店 なつめいろ
チョコチップの写真をそのまま載せると、それほどおいしい印象が感じられません。
しかし、チョコを溶かして垂らしている瞬間を写真に使うことで、シズル感のあるおいしい印象を演出できます。
単純にカメラマンに依頼するだけでは、このような演出は難しい場合があります。
食品ECの専門家が多く在籍する株式会社GOATの、撮影テクニックの一部を紹介します!

- バームクーヘン:蜂蜜やシロップを垂らしてシズル感を強調
- フィナンシェ:断面を見せてしっとり感をアピール
- うどん・麺類:箸上げして湯気を捉え、コシや出来立て感を演出
- ラーメン:スープに光を反射させてツヤを出し、具材のボリュームを強調
- お刺身・魚の切り身:仕上げに軽く油を塗って照りを出す
- お肉(ステーキなど):カット面を見せて、肉汁が滲む瞬間を捉える
- ハンバーガー:断面からレタスやトマトをしっかり見せ、彩りを強調
- カレー・シチュー系:スプーンのアップで“とろみ”や具材のゴロゴロ感を映す
- パン(クロワッサン等):割った断面で生地の層やサクサク感を演出
- スープ・ポタージュ:スプーンを少し引き上げ、濃厚さや湯気をアピール
- 果物・フルーツタルト:カットして断面や果汁の滴りで鮮度を表現
- ソフトドリンク:泡が弾ける瞬間や水滴がついたグラスを撮影
- ホットドリンク:カップから立ち上る湯気で温かみを演出
- チョコレート:手で割った断面や溶けかけの瞬間で濃厚さを強調
- クッキー・ビスケット:割った断面や噛みかけの様子で食感をイメージさせる
純粋に商品そのものではなく、背景や小物も使ってシーンや体験を訴求しましょう。
詳細な商品説明文を記載する

詳細な商品説明文を記載すると、売上がアップしやすくなります。
商品購入前でもどのようなスイーツが手元に届くのか想像できるように、素材やこだわり、味わいの特徴、サイズなどを記載しましょう。
保存方法やアレルギー情報も明記しておくと、安心して食べられるショップとして、顧客から信頼されます。
詳細な商品説明文を記載する際には、SEOを意識して検索されやすいキーワードを盛り込むと、検索から商品がヒットしやすくなります。
また商品説明文を記載する際には、食べている・送っているシーンを想定した文章を入れましょう。
具体的な体験がまとめられていると、購入シーンが想像でき、商品が購入しやすくなります。

画像引用:棗専門店 なつめいろ
たとえばなつめいろの「なつめチップ」のページには、容量別に食べやすい場面やジッパー付きでいつでも食べやすいことが記載されています。
スイーツを購入した人が食べているシーンをイメージして、商品説明文を作成しましょう。
お客様レビューを活用する

お客様のレビューにも、利用者の購買意欲を促す効果があります。
SNSが主軸の時代になってから、商品・サービス選びで利用者のレビューを確認する方が増えました。
スイーツを買う際にも無駄なお金をかけたくないと考える方が多いため、お客様レビューを掲載すると安心して商品が購入しやすくなります。

スイーツを購入してもらうためには、レビューを活用した顧客の期待値コントロールが重要です。

画像引用:手作りケーキの店 葡萄園
たとえば葡萄園のお試しセットの商品ページを開くと、レビューをまとめたバナーが公開されています。
楽天市場で購入した方のレビューは、ページ下にスクロールすると確認できますが、文字が小さくて見づらいです。
レビューを見やすく表示すれば、能動的なレビュー訴求が可能になり、レビューを参考にしやすくなります。
購入者のレビューが少ない場合は、レビュー投稿でクーポンを配布するとレビュー数が増やせます。
対策2:スイーツ特有のネットショップにおける配送・梱包対策

スイーツは形が崩れやすく、一定の温度を保つ必要があるため、配送・梱包への対策が重要です。
スイーツ特有のネットショップにおける配送・梱包対策
配送方法の工夫:商品が崩れない梱包を意識する

ECサイトでスイーツを配送する際には、スイーツの種類に合わせた温度帯の配送方法を用意しましょう。
スイーツの配送方法 | スイーツの種類 |
---|---|
冷蔵(チルド)便 | フルーツタルト プリン チーズケーキ |
常温便 | フィナンシェ クッキー ガトーショコラ |
クール冷凍便 | クリスマスケーキ アイスクリーム |
冷蔵便は冷たい状態がおいしいスイーツ、常温便は常温でもおいしく食べやすいスイーツにおすすめです。夏場に常温便だと心配な商品は冷蔵便にしましょう。
予約が殺到しやすく、前もって注文する必要があるクリスマスケーキや溶けやすいアイスクリームはクール冷凍便がおすすめです。
クール冷凍便を活用する場合、配送日時が指定できると記念日に合わせてケーキを届けたり、溶けないうちにアイスクリームを届けたりできます。
またスイーツの種類に合わせた商品が崩れない梱包を用意しましょう。
スイーツの種類 | 商品が崩れない梱包方法 |
---|---|
ホールケーキ | 台紙に金具が付いたものを使用して、ケーキと台紙を固定する。ケーキBOXに入れる。 |
ロールケーキ | 角トレーに入れて断面にOPPシートを貼ってから、ビニール袋で包む |
シュークリーム | 紙製のカップまたはプラBOXに入れて、透明な袋で包む |
たとえばホールケーキであれば、台座に金具がついた厚紙を敷くことでケーキが動きにくくなります。冷蔵で崩れそうなものは冷凍にしておくと安心です。また、賞味期限の観点から見ても良いですね。
ロールケーキであれば、角トレーに入れるとケーキが動きにくくなり、OPPシートを貼ることでクリームが外装に付きにくくなります。
開封時に感動するサプライズ要素を入れる

開封時に感動するサプライズ要素を入れると、他のスイーツショップと差別化できます。
ECでスイーツを提供するショップは多く、競争が激化しているため、味で差別化するのは難しくなっています。対策として、下記のような施策が考えられます。
- オリジナルメッセージカードの添付
- サプライズアイテムやおまけの同梱
- 当たりくじやシリアルコードの導入
- SNS投稿キャンペーン
ただし、おまけは景表法の範囲内で付けましょう。
景品表示法では、誰にでも提供する「おまけ」の価値は、販売価格が1,000円未満の場合はその20%以内、1,000円以上の場合は200円までと上限が定められています。過大なおまけは違法となる可能性があるため、注意が必要です。
対策3:SNSを活用したネットショップへの集客方法

どのジャンルのショップでも、SNSを活用した集客戦略は欠かせません。
スイーツはSNS映えしやすく、記念日に購入したい人・ギフトとして送る人が多いため、売上を伸ばすならSNSを活用したアカウント運用やキャンペーンの展開が必要です。
SNSを活用する場合、3つのネットショップの集客方法を検討しましょう。
SNSを活用したネットショップへの集客方法
InstagramやTwitterを活用する

InstagramやTwitterを活用すれば、新規顧客が獲得しやすくなります。

たとえば食べられる未確認生物を販売する「Qrazy Chocolate」は、女性から人気の高いショート動画運用で成功しています。
YouTubeショートで成功してから、女性の利用者の多いSNSのInstagramでもリール動画の投稿も始め、フォロワーを20万人以上獲得しています。
1つのSNSで得た顧客データから顧客の特徴が判明したら、顧客の特徴に合う他のSNSを運用すると、さらなる認知拡大も可能です。
季節やイベントに合わせたプロモーションを考える

季節やイベントに合わせたプロモーションをSNSで告知すると、新規顧客が集客しやすくなります。
たとえば楽天市場で季節ごとのプロモーションを打ち出しても、楽天市場を利用しているユーザーにしかお得な情報が届きません。
SNSを活用すると、普段楽天市場を使わない方にもお得な情報が届けられます。
スイーツショップと相性のよいイベントとして、クリスマスやバレンタインなどがあります。
頻繁にお得なキャンペーンを打ち出すことが難しい場合は、スイーツショップと相性のよいイベントの期間だけでもプロモーションを打ち出しましょう。
ユーザーとのエンゲージメントを強化する戦略を立てる

ユーザーとのエンゲージメントを強化する戦略を立てると、集客率がアップします。
SNSを活用したユーザーとのエンゲージメントを強化する戦略として、フォロワーに意見を募る方法やアンケートを取る方法などがあります。
フォロワーから意見を募ると、よりユーザーに寄り添った商品・サービスの展開が可能です。
匿名で意見を伝えたいフォロワーに対しては、アンケートを取ることで意見を吸い上げやすくなります。
フォロワーの意見が反映されるとわかると、よりアクティブなフォロワーを増やせます。
対策4:楽天市場やAmazonでのスイーツ売上アップ施策

自社での販売ではなく、ECモールを活用する場合は、ECモールに合った売上アップの戦略が必要です。
楽天市場やAmazonなどのECモールでは、3つの戦略でスイーツの売上アップが期待できます。
楽天市場やAmazonでのスイーツ売上アップ施策
モール内SEO対策を施す

スイーツ販売をAmazonで展開する場合、SEO対策を施しましょう。
Amazonでも楽天でもYahoo!ショッピングでも、商品検索で上位に表示させるためには、SEO対策が必要です。
検索に上位表示させるための仕組みは、Amazonと楽天市場で異なります。
Amazonでは注文件数に加え、新しいA10アルゴリズムではレビュー等も重視されるため、上位表示させる場合、SEO対策を施し、より多くの人に商品を購入してもらうことが求められます。
商品単価は検索結果に影響を与えないため、スイーツ1個だけでも購入する人を増やせば、検索順位が引き上げやすくなります。
例えば、Amazonにおける具体的なSEO対策は4つです。
- 在庫切れをなくす
- FBA(フルフィルメントセンター)を活用する
- キーワードの選定と最適化
- レビュー施策を行う
Amazonでは在庫切れの商品が検索に表示されない仕組みになっているため、在庫切れをなくす徹底した管理体制が必要です。
またフルフィルメントセンターに配送を任せると、配送クオリティが高く、商品ページに「Primeマーク」も付与されるため、商品の購買意欲が高められます。
他にもタイトルや説明文に商品と関連性の高いキーワードを自然な形で設定し、商品をイメージしやすい文面を作ると、上位表示されやすくなります。
たとえばスイーツジャンルであれば、「ギフト」や「お取り寄せスイーツ」などのキーワードを使いましょう。
楽天スーパーセールやタイムセールを活用する


スイーツ販売を楽天市場で展開する場合、楽天スーパーSALEやタイムセールを活用しましょう。
楽天市場で検索上位に表示させる際には、一定期間の売上が重視されるため、楽天市場のセールに合わせたショップ独自の施策でお得に購入できる状況が作れます。
楽天市場では毎月の前半後半セール、3ヶ月に1度のスーパーSALEを実施しており、毎年スケジュールが決まっています。
楽天市場のセールに関するスケジュール
- 1月:新春ポイントアップ祭
- 2月:お買い物マラソン
- 3月:楽天スーパーSALE
- 4月:お買い物マラソン
- 5月:お買い物マラソン
- 6月:楽天スーパーSALE
- 7月:お買い物マラソン
- 8月:お買い物マラソン
- 9月:楽天スーパーSALE
- 10月:イーグルス感謝祭
- 11月:楽天ブラックフライデー
- 12月:楽天スーパーSALE&大感謝祭
楽天市場の利用者は楽天ポイントを重視しており、「お買い物マラソン」を活用して効率的にポイントを獲得する方が多いです。
また「楽天スーパーSALE」を活用し、通常よりもお得な金額で商品を購入する方もいます。
イベントで言うとバレンタインやホワイトデー、父の日、母の日、敬老の日、お歳暮、などが挙げられます。
顧客ロイヤリティを高める割引施策を取る

顧客ロイヤリティを高める割引施策を取ると、売上アップが期待できます。
楽天ポイントを活用したり、定期購入割引の仕組みを導入したりすれば、普段からお得に商品が購入でき、リピーターの獲得につながります。
顧客ロイヤリティを高める施策は、一回限りでは効果が期待できません。繰り返し施策を打ち出すことで、目に見えるほど売上がアップして効果が実感できるようになります。
対策5:ショップのリピーターを増やす戦略

継続的に売上を伸ばすためには、ショップのリピーターの増加が欠かせません。
ショップのリピーターを増やす方法として、3つの戦略が効果的です。
ショップのリピーターを増やす戦略
顧客データを活用したマーケティング戦略

顧客データを活用したマーケティング戦略を打ち出すと、リピーターの増加につながります。
顧客の購入履歴をデータに残しておき、顧客のニーズを分析すると、顧客のニーズに合わせた商品・サービスの開発が可能です。
顧客のニーズを満たす商品・サービスが展開できると、ショップ側としては購買率が上げられ、顧客側としては自分の欲しい商品・サービスを探す手間が省けます。
顧客データを活用した具体的なマーケティング戦略として、メルマガ、LINE配信やTDA広告などがあります。
- メルマガ、LINE配信
- TDA広告
- パーソナライズ広告
メルマガ配信は顧客のデータを管理して、見込み客に定期的にメールを送信する方法です。
メールを一斉送信せずメルマガ配信システムを活用すれば、より顧客1人1人に合ったメルマガが送りやすくなります。
TDA広告は過去にショップを閲覧したユーザーなどに、Web上で商品・サービスを表示させる広告です。
定期的に広告を表示することで、タイミングが悪く購入してもらえなかった顧客が囲い込みやすくなります。
サブスクリプション戦略

サブスクリプション戦略を導入すれば、顧客と長期的な関係を築くことができます。
同じ商品を毎回購入するのは手間がかかるため、継続的に購入される商品では定期購入のニーズが高まっています。
スイーツのようなリピート性のある商品においても、定期購入プランを導入することで自然とリピーターを増やすことが可能です。
楽天市場では2025年3月末に「定期購入」機能のリニューアルが行われ、機能名称や表示UIが刷新されました。
具体的には、商品タイプに応じて「定期購入商品」「頒布会商品」と区分され、
それぞれに応じた配送頻度・価格表示・特典設定が管理画面上で簡単に行えるようになっています。
また、購入者にとっても「定期購入ラベル」「割引表示」などが商品ページ上に明示されるため、定期プランが選ばれやすくなる導線が整備されています。
定期購入戦略を導入する際には、「割引価格」「ポイント特典」「回数縛りなし」などのベネフィットを提示し、継続利用のハードルを下げる工夫をしましょう。
ギフト需要に対応した戦略

スイーツショップであれば、ギフト需要への細かい対応ができるとリピーターが増やせます。
スイーツはお中元やお歳暮などのギフト目的で購入する方も多いです。
ギフト目的でスイーツを購入したい顧客だと、ギフトラッピングやのし対応、メッセージカードオプションに対応しているショップが優先して選ばれます。

上記のように、のし文言の選択肢を出すことが可能です。活用してみましょう。
スイーツ販売成功事例:EC売上を伸ばした店舗の実例
ネットショップでスイーツの売上を伸ばすコツを、どのように落とし込めばよいか知る必要があります。
ここではECでのスイーツ販売の成功事例を紹介します。
※一部他社事例を掲載しております
ECでのスイーツ販売の成功事例
- SNS映えを意識した商品写真でリーチ数UP
- 楽天スーパーSALEを活用し短期間で売上倍増
- ギフト需要に対応した包装オプションで新規顧客を獲得
成功事例1:SNS映えを意識した商品写真でリーチ数UP

SNS映えでリーチ数をUPしたECスイーツショップの事例として、「Qrazy Chocolate」の事例があります。
Qrazy Chocolateはチョコを掛け合わせた菓子生物のコミカルなショート動画をYouTubeにアップして、多くのユーザーから注目されています。
ストップモーションと呼ばれる静止画像をコマ撮りしてアニメーション形式につなげ合わせており、菓子生物の顔の変化がかわいいとのコメントが多数。
Qrazy Chocolateは動画内で紹介した菓子生物チョコをネットショップで販売しており、ショート動画を見た10代・20代の購入件数の増加に成功しています。
成功事例2:楽天スーパーセールを活用し短期間で売上倍増

画像引用:長崎旬彩出島屋
楽天スーパーセールを活用して短期間で売上を倍増した事例として、「長崎旬彩出島屋」の事例があります。
毎月28日に「出島屋の日」を実施しており、「28円」・「280円」・「2,800円」で購入できる特売商品を用意しています。
2011年12月に初めて「出島屋の日」を実施し、楽天スーパーSALEの恩恵もあり、長崎旬彩出島屋は月商1,000万円を達成しました。
- 楽天SSの期間に合わせて自社店舗もセールをしている点
- 独自のセールイベントを開催している点
上記のように、売上がとれるポイントを、1月の中にいくつも配置することで、安定的な収益を見込めます。
セール期間中は普段楽天市場を利用しないユーザーも集まりやすいため、セールを活用すれば一気に売上アップが狙えます。一気に売上がアップすれば、少しの間は検索上位表示の恩恵も受けて、一定の売上が見込めます。
成功事例3:ギフト需要に対応した熨斗オプションで新規顧客を獲得

画像引用:手作りケーキの店 葡萄園
ギフト需要に対応した熨斗オプションで新規顧客を獲得した事例として、「葡萄園」の事例があります。
葡萄園は商品注文画面で熨斗が選べるので、イベントの内容に合わせた包装ができます。
たとえば紅白無地や御礼などの種類の、のしが注文可能です。
葡萄園で扱っているのしの種類
- 紅白無地
- 粗品
- 御礼(紅白蝶結水引、結婚関係など)
- 御出産御祝
- 御結婚御祝
- 御新築御祝
- 内祝(出産用、結婚用など)
- 快気内祝
- 御見舞
- 粗供養
- 御供
- 志
- 御中元・御歳暮
日本には伝統的な行事が多いため、行事ごとに適したのしを用意しておくと、多くの場面で注文してもらえるスイーツショップが作れます。
まとめ:ネットショップでスイーツを売るための基本戦略を押さえよう
ネットショップでスイーツを売るための基本戦略を再確認しましょう。
- 商品ページ・配送&梱包対策・SNS活用・モール戦略・リピーター施策の5つの対策が必要
- 特に商品ページと配送&梱包対策は今すぐやるべき
- SNS映えや楽天スーパーセールを活用して、ネットショップのスイーツ売上を伸ばすことが可能
スイーツは差別化が難しく、賞味期限が短いため、ECで成功する難易度が高いです。
しかし魅力的な商品ページを作り、型崩れしない配送・梱包を心掛けると、顧客から満足してもらえます。
またECでの出店は、SNS戦略やモール戦略を用いると新規顧客が獲得しやすく、メルマガ配信やリターゲティング広告などでリピーターが獲得しやすいです。
これからネットショップでスイーツを売る方やすでにECスイーツショップを展開している方は、成功事例も踏まえて、売上アップのためにできることから始めましょう。
やれることは無限にあるので、都度優先順位付け、リソースの振り分けを見直すことが重要です。
ネットショップについて、より詳しく知ってみませんか?
ECのロジックを知れば、「出来るかも」が増えます。
「出来るかも」が実現したら、楽しくなります。
楽しくなると、より店舗運営が「楽」になります。